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O様邸 基礎配筋工事

2011/04/01(金) 家づくりのこと社員

 

O様邸 配筋工事を行いました。

 

横田建設の基礎には円柱型の独立基礎があります。

それを「ポスト」と呼んでいます。

 

 

ポストの鉄筋です。

円柱型に合わせて鉄筋も丸く加工しています。

加工が大変だと思いますが、鉄筋屋さんに作って頂いています。

 

 

ポストの鉄筋が地中梁の鉄筋に絡んでいるのが分かります。

地中梁の鉄筋の下に、コンクリートのブロックをかませているのが分かりますでしょうか。

このコンクリートのブロックをスペーサーブロックと言います。

通称「サイコロ」です。

 

 

こちらの写真の方が分かりやすいでしょうか。

サイコロが鉄筋を持ち上げています。

 

これは「かぶり厚」を確保するためです。

かぶり厚とは、鉄筋を覆っているコンクリートの厚さのことです。

鉄筋からコンクリート面の最短距離をいいます。

かぶり厚は鉄筋とコンクリートの付着強度と、コンクリートの中性化対策の為に必要です。

 

○鉄筋とコンクリートの付着強度について。

鉄筋とコンクリートは一体となって強くなります。

一体になるためには十分なかぶり厚が必要です。

基礎に力がかかった場合、

かぶり厚が少ないと鉄筋に沿ってコンクリートにヒビが入ることがあります。

 

○中性化対策について。

鉄筋はコンクリートのアルカリ性によってサビから守られています。

しかしコンクリートは空気中に触れている表面から長い時間をかけて徐々に中性化していきます。

中性化が鉄筋まで到達すると、鉄筋はサビやすくなります。

鉄筋がサビると、コンクリートのひび割れや剥落に繋がります。

 

かぶり厚を確保することはとても大切なことなのですね。

横田建設の基礎は断熱材によって外気から守られていますから、

かぶり厚を確保することと、ダブルで中性化に有利なのだろうと思います。

 

 

基礎鉄筋全体です。

 

 

本日は住宅瑕疵担保責任保険のために、ハウスプラス住宅保証㈱による鉄筋検査です。

 

 

検査員の方と田口さんです。

図面通り配筋されていることと、やはりかぶり厚をチェックしていました。

 

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