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いろは歌!

2014/09/27(土) 家づくりのこと社員

以前掲載した、『大工さんの道標「番付」編』で、横方向に【いろは・・・】、縦方向に【123・・・】と順番に番号を付け、柱や梁の位置を確認している事を説明させていただきました。

ところで、縦方向の【123・・・】は数字の順番なので解り易いのですが、横方向の【いろは・・・】↓

って、一体何の順番だと思いますか?

実はこれ、『いろは歌』の“いろは順”から用いられています。

『いろは歌』とは、すべての仮名を重複させずに使って作られた文の事。(中学校位で習っていたりするので、ご存じの方もいるかと思いますが・・・)

『色は匂へど 散りぬるを 我が世誰そ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず』

↑この歌の【いろはにほへと・・・】と言う順番から成り立っています。

この様に、建築業界に用いられている用語等は、昔から変わる事無く、現代にも使用されている事が多い様です。

・・・建築とは関係ありませんが、『いろは歌』に似たもので、『とりなく歌』と呼ばれるものも、明治~大正時代頃には使用されていたそうです。 (^_^)v

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