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実は強いぞ!!「木造住宅」

2014/08/09(土) 家づくりのこと社員

先日、新規のお客様と打合せをさせていただいた際、「『涼温な家』に大変興味が有るのですが、木造住宅で気になる事が一点ありまして・・・」と、ある質問をされました。

「木造だと鉄骨造に比べて、火事に弱いと聞き、それが心配事なのです。」と言う質問でした。

確かに木は燃えやすい素材ではありますが、鉄が火事に強い素材とも言えません。

横田建設で行っている木造軸組在来工法は、昔から日本で採用されている伝統的な工法です。この伝統工法では火事が起きた時、木が燃える事を想定した【燃えしろ】と言う考え方を利用し、火事に対する配慮がされております。

万が一火事に遭遇した時、人が逃げ出せるだけの間、家が崩れなければ命は助かる。このある程度の時間を稼ぐのが【燃えしろ】なのです。

横田建設で使用している土台や柱は、無垢の桧材です。実は、この柱等に【燃えしろ】が存在します。

材木には、中心に赤みを帯びた心材とその周辺を取り囲む外側の辺材があります。↓

実は、心材が丈夫で燃えにくい部分であり、この部分こそ【燃えしろ】なのです。この心材部分を含んだ材料が『心持材』と呼ばれ、横田建設では柱等に使用しております。

絶対に火事に遭わないと言うのは難しいと思います。万が一火事に遭遇した際、『人が逃げ出せる時間を稼ぐ事が出来る木造住宅』と言うのも、火事に強い家だと思います。

・・・ちなみに、

材木は、30分間燃えても表面から約20mm程度しか燃えず、加熱により、元の強さの半分に低下するのには20分程かかるのに対し、鉄材は、約250度になると変形し始め、5分程経つと、元の強さの半分になるとも言われている様です。

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