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和室の格式『真・行・草』

2014/08/30(土) 家づくりのこと社員

プランニングや仕上げ材の打合せの時、お客様から「和室を設ける場合、どの様な感じが似合いますか?」とよく聞かれます。

という事で、打合せ中によくある質問シリーズ

 今回は【和室の仕上げ方】について・・・

日本では昔から日常生活の様々なところに、『真・行・草』と言う格式のランクが用いられています。

書道の文字体である楷書(真)、行書、草書にも、その一例を見ます。楷書を基本として、行、草と言う順序で、楷書にある厳格なものを省略して、自由さを持たせています。

和室の様式にも、この『真・行・草』と言う格式が用いられています。

ただ、和室様式における「真とは、行とは、草とは、何か」と聞かれ、即座に定義づけて答えられる人はいないと思います。一般的には、真=かたい感じ、草=やわらかい感じ、行=その中間、と考えられていますが、個人の主観による面が多いため、基準がはっきりしていない様です。

 ・・・話は戻りまして、冒頭の質問。

「和室を設ける場合、どのような感じが似合いますか?」と聞かれた場合私は、“和室をどの様に使用したい”かを聞き、使用方法に合わせて『真・行・草』の大まかなルールを取り入れて提案しております。

例えば、真壁(柱を見せる内装壁)を用い、客間として使用する時は↓

大壁(柱を見せない内装壁:洋室同様)を用い、リビング等の続き間として使用する時は↓

他にも、お客様それぞれの使い方や好みに合わせて【提案・施工】を心掛けております。

現在建築中の(久喜市)N様邸でも、和室を設けております。こちらも【ひと工夫】された和室となる予定です。・・・N様に気に入っていただける様、頑張ります!! 職方一同。 !(^^)!

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