私がまだイタリア料理の修行をしていた20数年前。

既に日本でも本場のイタリア料理が知られていて、ティラミスに続いてパンナコッタが流行していた頃です。

そんな当時のサイゼリヤのボンゴレは、味気ない上に多めのスープ、その中にふにゃふにゃのワカメが浮いているような料理でした。

イタリア代表のスポーツ選手や世界的なオペラ指揮者の方が頻繁に訪れる都内の本格的なイタリア料理店で学び、まだ若かった私は「いくら安くたって、こんなボンゴレあるか!」と敬遠していたのを思い出します。

時は経って現在、私のお気に入りはそのサイゼリヤの300円(消費税込み)のスープ(^^

料理によってはまだ許容できないものがあったり、これは改悪だと思う事もありますが、このスープは秀逸です。

この価格でこの料理を提供されると、専門店は辛いでしょう。

日進月歩、料理開発担当の方の努力を感じます。

20数年前と言えば、家づくりにおいては『外断熱』というワードが認識され始めた頃でしょうか。

横田建設でも従来の内断熱の家から、第三種換気の外断熱の家づくりへと移行していた頃ですね。

そこから新換気の家、更に現在は『涼温な家』へと進化しています。

家づくりも『日進月歩』なのですが、世の中には未だに「こんな家づくりがあるか!」と思える家が多くあります。

料理は1回懲りたら次は選ばなければよいのですが、家はそうはいきません。

まだ建てていない方は、まず『涼温な家』を体感してください。

 

『たまねぎのズッパ』

『田舎風やわらかキャベツのスープ』